町家・民家 | 2017年7月6日
旧 和中散本舗
旧東海道の草津宿と石部宿の中間の和中散本舗(旧薬屋)へ行ってきました。主屋の建築は江戸慶長または寛永年間と言われています(役400年前)。
道路側から左より、本陣、店舗、製薬という構成になっています。本陣は天皇や大名の休憩所になっており、建築、欄間、襖絵、庭園とも素晴らしいものです。特に上段の間からみる庭園は国指定となっており、小堀遠州の作品として知られています。
お店には、5件あったと言われる和中散(4件は残存せず)の看板が保存されています。
また、お勝手から入って右側に木製製薬機があります。4mもある大きな車輪は屋根裏にまで届いていて、全国でここのみ保存されている貴重なものです。
現在、旧和中散本舗は第一土曜日のみ公開されています。