私の世代は、ほぼ最期の手書きの図面世代です。10年間訓練を積み、手書きの図面へのこだわりがありましたが、Jw-cadというCADを覚えてからは一瞬にしてこだわりが無くなってしまいました。とても手書きの感触に近いcadなのです。日本の建築界では御三家の CAD (Jw-cad, AutoCad, VectorWorks) の中でもトップのシェアを誇ります。その理由の一つが「フリーソフト」だからです。
私の場合、建築を生み出すきっかけは手書きのスケッチになりますが、建築をつくる図面作成手段は、実は何でも良いと思っています。間違いが出来るだけ少なく、分りやすく詳細に意志を伝えられること・・・これが図面の生命線です。今年はcadに移行して丸10年ということで1000ページ近いこの「Jw-cad大辞典」を買いました。
Jw-cadの操作の特徴は「片手で図面が全て描ける」ということです。
私は3年前に脳出血で右手が使えなくなってしまい、今は左手で図面を描いています。このCadがあったから建築人生を続けることが出来ています。
Jw-cadよ ありがとう!