京都府南山城一帯は石仏や摩崖仏の宝庫ですが、笠置山にある笠置寺へ行ってきました。
険しい山道を車で上がると広い駐車場があり、そこから5分ほど傾斜地を登ると笠置寺があります。
歴史的には、
紀元前後から笠置の大岩石は信仰されていました。奈良時代に良弁僧正(ろうべんしょうじょう 東大寺建立に尽力)が大岩石に仏像が彫刻され笠置山一帯が修験道として栄えました。
その後、平安・鎌倉と信仰の山として全盛を極めたのですが、倒幕計画に失敗した後醍醐天皇絡みで全山焼亡し、復興するも江戸中期には荒廃してしまいます。明治期より復興の気運が高まり現在の姿になっています。
私は右半身麻痺がありますので、こんな悪路は無理かなとも思ったのですが杖を頼りに登ってみました。摩崖仏や巨岩、様々な自然石の魅力に取り憑かれて、気が付けば山頂まで行けました! 当日は台風後もあり入山者もほとんどいなくて秘境感抜群でした。たくさんのパワーと気を頂けました。興味のある方は探索(修験)すると感激できます!
(それぞれの写真に説明書きをしています)