東日本大震災の影響で、停電時にも安心・安全な住宅を求める動きが目立ってきているようです。震災後において約半数の国民が、住宅の節電や停電対策をしている調査結果が出ています。この夏に向けて対策を予定している人も8割を超えるようで、西日本にもこれから取り組もうという人が多いようです。
住宅の節電や停電対策で注目を集めているのは、家庭用の蓄電池です。
電機メーカーは急ピッチで開発をしており、仕様は1kw~5kw程度でkw当りの価格は40万~90万円、今年度中に各メーカー共に発売予定になっています。
蓄電池のタイプは2つに分かれており、停電時に利用する型と、太陽光発電等を取り入れ常時利用する型があります。
1軒の住宅で常時利用で電力全体をカバーするとなると、3~6kwの蓄電容量が必要となり現段階では200~300万程度はかかってしまいます。
相次いで発売される家庭用蓄電池ですが、安全基準の整備や政策的な後押し(補助金なども含め)が必要な状況で、経済産業省も家庭用蓄電池の基準を普及させるため、施策を模索中なようです。
太陽光発電機は、屋根面に並んだパネルが、美しいと言えるものでは有りません。この辺りのデザイン処理が、建築設計でも重要な部分です。屋根のデザインを揃えるのは美しい街並みを作る条件です。今の日本では崩れてしまっていますが・・・。
ソフトバンクの孫正義社長が広域太陽光発電計画をされているように、これからはマクロなスパンで太陽熱発電を利用する時代だとおもいます。