鹿ヶ谷の家(改築)
和室の車椅子仕様
「和室で介護をしているが床のカーペットが汚れているので何とかしたい。」と言う要望をいただいていましたので、模様替えをしてきました。
介護ベッドが入ったり車椅子を利用すると、床が汚れたり傷が多くなります。畳を板間に改装することも可能ですが、大がかりな工事になりがちです。今回は、部屋の荷物移動が大変なこともあり、畳表を敷くことにしました。
目積表(※)で表面が強く、優れた撥水性と防汚性があるものを選択しています。材料は天然和紙で編み込んだ素材で、カビやダニ等にも強いです。また薄さも3mmなので車椅子や摺り足でも問題ありません。出入り口には畳縁が浮いてこないカバーを被せています。
介護は大変なので居心地まで配慮できない場合が多いのですが、やはり和室は和室然としておきたいものです。
※目積表・・・通常の畳表は、糸の間隔がおよそ1.4cmに対して、目積表は0.7cmと1目の間隔が細かくなる。