高野の家(改築)

マンション リノベーション

【若夫婦が自分達の理想の住まいを実現】


 中古団地をリーズナブルに購入して、自分たちの好みに改装して住まれています。対不動産のお金は少なく、対建築やインテリアのお金を掛けた成功例です。


 この建物は築37年の鉄筋コンクリート造です。改装するに当たって「構造」と「設備」の調整が難しかったです。まず構造は内法(建具高さや梁下までの高さ)高さが約180センチと低かったことです。構造体の梁は触ることは出来ませんが、内法~梁下を極力高く揃えてシンプルな空間になるように配慮しました。


 施主様からの要望で、手持ちのシーリングファンを、リビングの天井に設けました。天井に多少の懐があったので、折り上げ天井にして触れない高さに設置しています。収納をエリア毎に有効に使えるように配置していますので、使いやすい空間になっていると思います。シーリングファンの木目が好みと言うことだったので、木部には花梨を中心に、栗、楢、ニャトゥなどの落ち着いた配色としています。


 施主様は共働きの夫婦で毎日忙しくされていますが、自然素材とゆとりのある空間が、心を癒してくれることでしょう。




【平面プラン】

キッチンの位置を移動せざるを得ない間取りでした。

【断面プラン】

断面プラン 最上階で天井懐があるためシーリングファンを納めています。

建築概要

  • 用途  専用住宅
  • 所在地 京都市左京区
  • 規模  RC造共同住宅内
  • 床面積 72.38㎡(21.9坪)
  • 竣工  2011年11月
  • 施工  大森工務店