類焼での再建町家

現状

現状 … 創建は昭和初期(10年頃)の建物で40~50年前に隣家が火事になった時に、2階部分が類焼したので再建されたそうです。1階に増築が行われており、屋根などは継ぎ接ぎ部分も多いです。各部、それ相応の老朽化があります。

耐震診断の結果

構造診断の結果 … ※危険ゾーンで「倒壊する可能性が高い」という結果になりました。1階の店舗部分の間口方向の耐震壁が皆無で不安定な建物でした。

耐震改修計画 ... 全体的に土壁が極端に少ないので、耐力要素は全て構造用合板としました。伝統的建築物ですが、現在の耐震基準に合わせての改修計画です。この場合、沢山の壁量が必要になってきます。

建築概要

  • 創建時 昭和10年
  • 用途 店舗付町家
  • 業務 耐震診断 + 計画
  • 床面積 113㎡(34坪)
  • 完了年 2024