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3階建て住宅改装 耐震改修

『高野川の家』の解体工事がはじまり、構造体(梁や筋交い)が見えてきました。この前まで普通に住んでおられたので、壁や天井を破ることはしていませんでした。確認申請図面なども残っていないので、詳しい耐震状況は分りませんでした。
(昭和56年で耐震基準が変わっているため、それ以前の木造建築物は現在の基準を満たしていないので問題が多くなります。それ以降、つまり新耐震基準以降は、平成12年に構造仕様規定が導入され、金物などの設置の義務付けがされて現状の基準となっています。)
現場は思っていたより梁(横架材)が細く、筋交い金物も付いていませんでした。基礎はしっかりしているようです。これで耐震改修設計が出来ます。
建物の状況により耐震改修は個体差が大きいので、個別に判断することとなります。
耐震改修費はリフォーム工事費の5~15%程度が一つの目安となります。
戸建てのリフォーム工事をするときは、耐震性をチェックして耐震改修を行いましょう。構造体が現れるリフォーム工事は耐震改修に都合が良く、耐震工事のみで行う場合と比較すると非常に経済効率が良いのです。

天井解体状況

天井解体状況

壁体解体状況

壁体解体状況

事務所概要 Atelier

一級建築士事務所 ネストデザイン
杉本 考次
京都市北区紫竹西南町63-7
TEL:075-493-8020
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