2012年3月
建築材料 |
2012年3月30日
数寄屋のように多種多様の木が入り交じり、そこから美しさを紡ぎ出す手法もありますが、 通常は基準の木材を選定して、それを基に各種の材木を決定していきます。
基準の木材は、柱・梁・床材の組み合わせが主体です。 意味のない色彩のバラツキは視覚的に美しくありませんので、色系統は合わせるように留意しています。 そうは言っても相手は自然木です。同じ桧であったとしても色は違いますし、赤味や白太、節や入り側など様々な要素が絡んできます。 各材種の特徴などを施主様に説明し、見ていただいたうえで御一緒に決定しています。 木造建築の場合は(特に日本建築は)計画と材料を一緒に決定していくと、素晴らしい空間に仕上がっていくものです。
木材ムク板見本(81種類)左は平積み、右は縦入れ
A保育園(大規模改修) |
2012年3月29日
先日、ボランティアでやっていた保育園ボード(掲示板)が無事設置完了しました! 完全オリジナルで、好みによってコルク版とホワイトボードが簡単に交換できるようにしてあります。
材料は日本檜で鴨居と敷居は洋桜としています。 取付した下部は花壇で、ツルバラの枝を包み込む形状にしています。向かって左の側板には鳩型の刳抜きをしてもらいました!招き入れる(福や子を)意味を込めています。 ポストは5年になるので風格が付いていますが、ボードもすぐに慣れてくると思います。
お店や施設にこんな掲示板いかがですか~ おしゃれな黒板なども完全オリジナルで設計できます!
高野川の家(改築) | 2012年3月26日
昨日はたくさんの方に来て頂きまして、ありがとうございました。
施主様、お客様をはじめ来て頂いた皆さん、関係者の方々に御礼申し上げます。 多くの方々に「ほっこりして落ち着く空間」とのコメントをいただきました。
今後、見学したいという方がいらっしゃいましたら当方までお声かけ下さい。お客様からは、承認を得ていますのでご案内することが可能です。
姉小路の家(改築) | 2012年3月19日
姉小路のすまいの施主様より彩りを替えた写真をいただきました。竣工時は赤ベースで、今回は緑ベースにされました。ベース色を決めるというのは、インテリアを楽しむための一つの手法です。しばらくすると慣れてしまいますが、シーズン毎に違う要素を入れたり、交換するなりして模様替えをすると、新しい気持ちを保つことが出来ます。
テーブルセンターおよび絵画 → 赤ベース時
絵画 | 2012年3月18日
私の義父が水彩画家で、春分の日から大阪で展覧会に出品いたします。 主に風景画をメインに描いています。
今回は関西水彩画会の定例の展覧会です。 ご興味のある方は是非ご覧になって下さい。
関西水彩画展
3月20日(火)~3月25日(日)
詳しくは 大阪市立美術館 地下展覧会
絵画 |
2012年3月13日
兵庫県立美術館で開催されているアール・ブリュット展(解剖と変容)へ行ってきました。 アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)とは正規の美術教育を受けていない作り手が芸術や社会と距離をおいて作成した作品、 また子供の芸術を含んだ総称です。絵画をはじめ彫刻、建築、庭園、音楽、文学、映像、服飾など分野は多岐に亘ります。
この展覧会では独自の解剖の絵画を展開するルボシュ・プルニーと、食虫植物や新しい器官のような不思議な生物絵画を描き続けたアンナ・ゼマーンコヴァーの作品を展示しています。 また「天空の赤」という93分の映画も上映されています。 正気と、狂気とは一体何なのか?生粋の芸術とは何? 様々な質問が自分の心に突き刺さります。人間の不思議さを感じる展覧会です。
プルニー&ゼマーンコヴァー アール・ブリュットの巨匠「解剖と変容」
~3/25(日曜)まで 詳しくは → 兵庫県立美術館
アンナ・ゼマーンコヴァー「作者の恐れ」
地震 | 2012年3月11日
東日本大震災が起こってから一年が経ちました。犠牲になられた方々に改めて追悼の意を表すると共に、被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。
絵画 | 2012年3月6日
京都高島屋で開かれている安野光雅洛中洛外展へ行ってきました。 京都と奈良を中心とした優しいタッチの水彩画が前半半分と、これまでの絵本を中心とした安野光雅スタイルを後半半分に分けた展覧会です。 安野さんの絵本は見る者を飽きさせませんが、その背景として自然への想いがベースになっていることを強く感じさせる展覧会でした。 建物の描き方も、見ていると楽しくなってくるものが多いです。
3/19(月)まで 詳しくは → 京都高島屋7階グランドホール