鹿ヶ谷の家(改築)
車椅子バリアフリー改修
お施主さんは一級身体障害者の娘さんと介護が必要なお母さまです。母親もパーキンソン病で歩くことが難しくなってきています。ヘルパーさんが何10人と出入りされていますが、よくぞ二人で生活されているなぁ〜と感心してしまいます。
以前は2階の簡単な改装と階段昇降機を取り付ける工事をしました。
今回は1階の車椅子対応のバリアフリー改修なんですが、段差昇降機、水廻りの移設および交換、などなど全体的に改修します。バリアフリーだけではなく、できる限り居心地よくしてあげたいと思います。
また障害者や介護関係の助成金申請に3ヶ月近くもかかってしまいましたが、ようやく昨年末に解体が始まりました。
築40年の木造戸建て住宅ですが、壊してびっくりしました。鉄骨の梁が入っているのは良いんだけど、入れ方がおかしいんです。構造木材(梁)は全体的に細く、組み方も知識がなく雑で端材だけでなく一部廃材も使っているようでした。また電気設備や給排水ガス設備も行き当たりばったりの仕事がされています。これからも何が出てくるのか少し怖い現場です。