鹿ヶ谷の家(改築)

バリアフリー リノベーション

【障がいがあっても親子で住み続ける家】


 娘さんは重度の四肢麻痺で、車椅子生活がなんとか行える障がいがあり、お母様はパーキンソン病で徐々に病状が進行しています。この親子二人の最大の望みは、生涯、自分達の家で生活が出来て、満足できる生活を送る事でした……
 築60年を超える自宅は、便所・洗面室・玄関・浴室の狭さや高低差は介護士が付いていても、かなり大変な介助状況でした。また工事中の借り住まいは施主の引っ越しの体力が無く、居ながらの工事を余儀なくされたため、3期に工事を分割して行いました。
 障害に合わせたバリアフリー住宅となり、家じゅう無駄な空間がなくなって大変喜んでいただいています。また自然素材を使った空間は心身共にリラクゼーション効果が高まったとのことです。
 『バリアフリー+暖かみのあるユニバーサルデザイン』を行う事によって、用と美が満足できる、居心地の良い納得のいく改装となりました。




【1階改装プラン】
車椅子仕様となりました。

【2階改装プラン】
階段昇降機付きです。

建築概要

  • 用途  専用住宅
  • 所在地 京都市左京区
  • 規模  木造2階建て
  • 床面積 76.00㎡ (23.0坪)
  • 竣工  2013年3月
  • 施工  大森工務店
  • 創建年 昭和25年頃