高級ジュエリーショップ
優美さをインテリアで表現
京都市を拠点に全国展開しているジュエリー店『俄』の銀座店です。俄の取り扱っているシルバーとプラチナの優美さをインテリアで表現するのが課題であったといえましょう。さらに銀座店ではその場所性もあり様々な場面で高級感が求められました。
まず特筆するべきなのが階段とその吹抜け空間です。吹き抜け部の壁は巨大な内照式の光壁となっており高さ6.8mもある巨大なガラスで構成されています。また店の見せ所である階段はオールステンレス仕上げとすることでシルバーの美しい輝きを手に入れています。
1階は特に高級品を扱っておりショーケースの四隅に今回初めて採用された電動昇降機が設けられています。また各階共通で京都の唐紙の老舗「唐長」の長大なパネルをデザインエレメントとして使用することにより店の雰囲気に京都らしさが加味されています。ガラス、御影石、ステンレス、バーズアイメープル、織物クロス、唐紙などの自然素材で空間を構成することによってモダンでありながら、素材感を大切にしたお店となっています。
この店のシンボルとして、長大なガラスとステンレス階段の組み合わせが採用されています。
建築概要
用途 | 宝石店 |
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所在地 | 東京都中央区 |
規模 | 改装床面積200.60㎡(60.7坪) |
竣工 | 2006年10月 |
共同設計 | Archiline Design Office |
施工 | 丹青社 |