nest design

ブログ Blog

建築メモ

DIYで子供室を防音工事

我が家の3階の子供室にはアップライトピアノがあるのですが、子供が音楽の道を志すことになったのでグランドピアノ に買い換えることとなりました。
練習量も増えて音も大きくなってしまうので、防音工事をDIYで行うことにしました。
民間同士の騒音レベルを決めた法律は、日本では存在しません。しかしお互いのマナーとして、防音対策をしておくことが望ましいのは言うまでもありません。防音対策の目安としては、各市町村の条例などで確認してみるのがいいと思います。京都市では騒音の規制基準というものがあります。これは事業所用に適応されるもので民間に適応されるものではありませんが、騒音を出す側の基準として利用されています。

blank
私の住んでいる地域は第1種住居地域ですので「第2種区域」ということになります。
夜中にはピアノは弾かないので、45dBまでに抑えれば基準値をクリアすることになります。
つまり90dB-45dB=45dBの防音対策のDIYをすることにしました。

以下のような工事項目です。

  • 窓に関しては最上等級T-4の防音サッシにて内窓施工(二重窓)
  • 室内引戸に関しては防音枠を取り付け
  • 床に関しては等級ΔLL-3のカーペット貼り
  • 壁に関してはウレタン厚50、床材カーペット貼り、分厚目のカーテン
  • 換気扇に関しては密閉枠の取り付け
  • ピアノには防音防振高級インシュレーター

既存の建物に防音性能を持たせるので、防音等級を参考に騒音レベルを推定します。
あとは実際にピアノを弾いて騒音レベルを測定します。

造作家具解体前造作家具解体アップライトピアノ搬出グランドピアノ搬入 C3Sクラス
新設防音枠新設クローゼット換気扇カバーコルク壁

騒音計

騒音測定結果

3階の子供室では85~90dB程度の騒音がありますが、窓外で45~50dBまでにレベルが落ちていました。2階のリビングでも45dBでした。
隣家との境には目隠しルーバーもあり多少の距離もありますので、距離減衰などで45dB程度になっているようです。
激しい曲などは昼間に弾くとして、夜はカーテンを閉めて穏やかな曲の練習が良いみたいです。

音というのは慣れというのもありますので、防音対策が出来たとしても小さい音なりに気になってしまうこともあります。
近隣に出来るだけ迷惑を掛けないように、演奏時間を決める、早朝や夜遅くの演奏はしない等の取り決めが必要です。
また、見かけたら挨拶をして会話をするなどの良好な人間関係を作っておくことも大切なことです。

最近は新型コロナで人との接触を控える日々が続いています。家の中で過ごすことが多くなり、ピアノなどの楽器を演奏される方も増えたということです。リノベーションなどで防音室を作ることも可能ですので、お気軽にご相談ください。

DIY防音室完成しました! – Spherical Image – RICOH THETA

改装前はこちらをご覧ください

ロフトの改装には注意を

blank

先日、京町家の耐震診断で平家の小屋組をロフトに改装されている例がありました。小屋裏空間は梁や小屋束などが縦横に架かっているので、上手く計画をしないと使いづらいものになってしまします。かと言って重要な構造材を撤去するわけにも行きません。
この平家のロフトは、邪魔な構造材も少なく居心地の良い空間だったようですが、小屋組で一番大切な梁がバッサリと切断されていました。
住まい手の話では震度2程度の地震でもかなり揺れるということでした。耐震診断では構造壁のチェックが主な調査内容なのですが、構造壁量を満たしていたとしても骨格が切り刻まれていては意味がありません。元の梁組みに戻すか、それ相応の補強をする必要があります。

blank

京都府内全住宅の耐震化

京都府は今後10年間で、府内全住宅の耐震化や減災化を進める目標を定めています。100%の住宅が耐震化されると、大地震に対して75-80%も被害を減らせるとの試算を出しています。計画期間は2020年度〜2030年度までで、補助金も継続して出るようです(6月に決定)。
ネストデザインでは耐震診断から耐震補修、補助金申請まで行っておりますので、お気軽にご相談ください。

屋根軽量化(羅生門の家)

屋根軽量化

耐震土壁(羅生門の家)

耐震土壁

劣化修繕(羅生門の家)

劣化修繕

積載荷重の検討(羅生門の家)

積載荷重

ダイニングテーブルの掃除

日本全土に緊急事態宣言が出まして、家で暇にされている方も多いかと思います。
掃除や片付け、断捨離をされている方も増えていると思います。
何かヒントになるものをと思い書いてみました。

このダイニングテーブルは結婚した時に買ったもので、なんと25年になります。
楢(なら)の無垢材で北欧製のものです。広葉樹の無垢テーブルは堅くて美しくて良いのですが、食卓として使っていると食器・コップの輪染みや、食べ物の汚れなどが付着してくるものです。
普段は固絞りの雑巾掛けで良いのですが、数年に一度は大掃除をすると新品のように生まれ変わりますので、無垢のテーブルをお持ちの方は是非メンテナンスをして上げてください。

    ① 固絞りの雑巾でテーブル表面を拭く。
    ② 乾いたら紙ヤスリを掛ける。今回は#80→#240→#400という順番に掛けました。番手(#)は数字が大きいほどヤスリ目は荒いです。荒目から細目に変えていき長年の汚れを落とします。
    ③ 固絞りの雑巾で汚れを拭き取ります。
    ④ 石鹸水を作りテーブル表面を拭く。
    ⑤ 固絞りの雑巾で仕上げ拭きをします。
    ⑥ 今回はオイル仕上げとしました。亜麻仁油を布で抜き取っています。

Before

Before

② 紙ヤスリ掛け

⑤ 仕上げ拭き

After ⑥ オイル仕上げ

After

※普段のメンテナンスは③〜⑤の工程で良いです。汚れのきついときは2〜3度繰り返します。

今回は、椅子についても掃除をしました。
常に汚れるところは、綺麗に保ちたいものですね!

住まいの点検 住宅耐震診断の進め

この時期、地震や台風・大雨で、避難が必要になるとどうなるのか?
COVID-19騒ぎで3密(密閉・密集・密接)を避けるように叫ばれる中、避難所生活ではこの3密は避けられないものとなる可能性が極めて高いです。

今後、東・東南・南海地震、日本海溝地震、首都圏直下地震などが起こるとも言われています。また京都に至っては、京都市南部を中心に今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる可能性がある(京都大学防災研究所)と警告しています。

耐震診断を受けられて現在の住まいの点検を行っておく事が、命を守る為にも必須の条件になりつつあります。
地震の震度は7階級ありますが、震度6強で安全に過ごせるような住宅に住まう事が望まれます。耐震診断ではこの震度6強の地震に対する安全性について、現地調査や構造計算を行って検証していきます。

ネストデザインでは京都市派遣の耐震診断事業を行っております。居住者の方の耐震診断費は(京都市より助成金によって) 無料 で行っています。また診断結果を元に、2万円の負担金で改修の参考となる基本計画も出来、工事概算費も作成いたします。※1981年5月31日以前の木造住宅対象です。

詳しくは京都市の「木造住宅及び京町家等耐震改修助成事業」ページをご覧ください。
他にも様々な補助金がありますので、ぜひご活用ください。

【令和2年度】京都市補助金

令和2年度 木造住宅耐震化支援事業

上京区京町家の耐震診断

上京区の京町家の耐震診断に行って来ました。
隣家との境が共通の柱でしたので「長屋」という形式になります。
依頼主だけでなく、隣家の方にも調査させていただきました。
診断建物は平屋建てで織機が二機あった跡がありました。西陣なので40年ほど前まではどこもかしこも機織の音が響いていた地域です。いわば個人の小さな工場ですが、使いやすさのためか中央付近の壁が少なかったです。
よくある事ですが、水回り付近の柱が沈下していました。昔は排水は土管だったので、亀裂などから土に排水が染み込み、近くの柱などは腐ったりシロアリが付いたりしているようでした。

長屋外観 昔ながらの格子

長屋外観 糸屋格子

内部 旧織機場

内部 織機があった場所

京都景観エリアマネジメント講座・実践講座レポート

3年越しで受講していた「京都景観エリアマネジメント」の修了レポートの発表会がありました。
私は生活の拠点としている、北区新大宮商店街〜大徳寺・今宮神社周辺の活性化に向けてのレポートを作成致しました。私の他に7名の受講者の方々が、様々な視点で景観に関するレポートをされています。興味のある方は受講をして勉強していくと、新しい視野が拡がると思います。私の分だけですが景観に興味のある方は、お読みいただければ有り難いです。また散策マップも作成しましたのでご活用していただければ幸いです。

レポート:北区新大宮商店街~大徳寺・今宮神社周辺の活性化に向けて

ビフォーアフター 新大宮

現状 → 提案

散策マップ

散策マップ

(仮想)嵐山の景観

建築設計をやっていると町並みや景観というものを意識せざるを得ません。
そういうこともあり一昨年の夏より景観エリアマネージャー講座というものに参加して勉強をしています。座学の基本講座は修了し、実践講座にも参加してフィールドワークも行なっています。
班毎に景観を見て歩き、改良点などを仮提案するという課題が出されました。
私たちの班は嵐山の渡月橋周辺の景観向上の仮提案をしました。
以下、私が作成した仮想嵐山の提案図と景観パースです。

提言・提案 全体図

提案図【拡大できます】

嵐山左岸 現況

嵐山左岸 現況

嵐山左岸 提案

嵐山左岸 提案

嵐山中ノ島 現況

嵐山中ノ島 現況

嵐山中ノ島 提案

嵐山中ノ島 提案

少し飛躍しすぎている部分もありますが、景観を考えてみる勉強になります。

事務所概要 Atelier

一級建築士事務所 ネストデザイン
杉本 考次
京都市北区紫竹西南町63-7
TEL:075-493-8020
FAX:075-493-8021
E-mail:info@nest-design.net

カテゴリー

月別アーカイブ