環境・設備 | 2011年6月9日
窓の断熱~エアコンの使用を控える
私たちは今年の2月に、LDKと子供室、寝室の3部屋の窓の断熱化工事をしました。
我が家『紫竹の家』は築8年の木造3階建て住宅です。私たちが設計して建てたのではなく(訳があって)建て売りを購入しましたので、意匠も設備も断熱性も私たちの要望は一切入っていませんでした。
8年前の建て売り住宅の断熱性は、今と比べたら半分程度でしょうか。ちなみに私が今設計している家は、アルミ樹脂複合サッシでペアガラス(5mm+A6+5mm)を標準としています。
ですので、我が家の窓はもちろんアルミサッシで3mmのシングルガラスでしたので、冬場の窓からの熱のロスが大きく、結露も酷い物でした・・・
そこで、既存のサッシの障子に合うペアガラスを入れることにしました。ガラスは(※)Low-E(高遮熱断熱ペアガラス)としました。これは普通のペアガラスより断熱性が高い物です。
アルミサッシ屋さんから借りたこんな装置で断熱性を試すと、一目瞭然!Low-Eの断熱性をはっきりと確かめることができました。
3mmガラスの、熱の通りやすさ(熱伝導率といいます)を100とするなら通常ペアガラス70、Low-Eペアガラスは30、というあたりでしょうか。しかしLow-Eガラスの性能の良さには感心してしまいました。数値で見るより実際に体験してみると分かります。
個人的にはLow-Eのガラスの薄い緑色には不自然で抵抗がありました。空を見るときに多少緑がかってしまうのです。3~5%程度部屋の中が暗くなってしまいます。このあたりは実際に見てみるしかありません。価格はLow-Eが通常ペアガラスの5割程度は高くなりますが、値段以上の価値はあるでしょう。
・・・かくして我が家では今年の冬は後半は、あの酷い結露と極端な冷え込みに困ることはなくなりました^^ 今年の夏はどれくらい省エネに働いてくれるか楽しみです。
使ってみての報告はまたブログでさせていただきます。
※Low-Eガラス・・・板ガラスの表面に特殊金属膜をコーティングしたもので、このLow-E膜が遠赤外線の反射率を高めます。
夏の節電 参考ブログ