茶室 |
2012年7月21日
今日は茶道の武者小路千家の官休庵へ行ってきました。昨年より、年に数回公開されるようになったようです。 お菓子とお抹茶をいただき茶室や露地の案内をしていただきました。今回は見学者が4名と少なかったので、運良く全ての茶室を見ることが出来ました。 四畳前後の草庵茶室に入ると、その狭い空間からは想像できないような宇宙が広がって見えます。 茶道の経験の無い方でも気楽に参加できると思います。
見学は公開日を確認の上、往復ハガキで申し込みます。
詳しくは → 武者小路千家・官休庵 まで
茶室官休庵の中門「編笠門」
高野川の家(改築) ,
高野の家(改築) | 2012年7月12日
先日、当サイトの作品を見て、建築相談と竣工作品見学(高野川の家、高野の家)をしていただいたお客様より、感謝のメッセージをいただきましたので、掲載させていただきます。このお客様は、近年中にリフォームをしていきたいという方でした。今すぐの話でなくても建築相談に応じていますので、お気軽にお声かけくだされば結構です。
見学させていただいた施主様には、重ね重ね御礼申し上げます。
…二件のお宅を拝見させて頂いた第一印象は、 写真でみるのと実際にみるのとではちがうー!という事でした。 (写真より実物の方が素敵でした) 実際に訪問して空間を体感することは大事なんですね。
今回、珪藻土を体感することも目的のひとつだったの ですが、日本の気候にはぴったりの素材なんですね。 私は湿度に弱い体質で他の方よりも敏感な方だと思い ますが、山本さんのお宅では足触りはもちろん、空気が さらさらしている事に、本当に驚きました。
また、建具も素敵でした。 新築でなくリフォームする場合、窓枠などの印象はどこ まで変えられるものなのか心配だったのですが、 杉本さんなら安心してお任せできると思いました。 (例えば夏には はき出し窓に御簾戸をつけたく、 室内が狭くなっても戸を引き込みにして すっきりとさせることが出来たらいいなあという 希望を漠然ともっていたもので‥)
机の天板を収納できる場所も欲しいと思っていたので 「高野川の家」で、そのような収納場所を確保されて いたのも、わあー!とテンションがあがりました。 壁面収納を天井部分まで設けずに空間を広くみせたりと ちょっとした事が、きっと活きてくるのでしょうね。 当たり前ですが、さすがプロの方だと思いました。
「高野の家」では、梁を感じさせないすっきりとした 空間で、また素敵でテンションが上がりました! 元々、私が希望していたLDKの空間は 二件目のお宅のような間取りで、しかも窓から緑が 見えるようにしたかったので、とても羨ましいお宅でした。
(中略)
「高野川の家」は細長い空間のLDKだったにも 関わらず、とても心地良い空間だったので 我が家もきっと何とかなると信じようと思います。
ネストデザインでは建築相談は無料で行っております。新築からリフォーム、住宅・店舗・一般建築までご相談をお待ちしております。
絵画 | 2012年6月19日
私は普段の設計に於いて襖紙を選択するときは、素材重視で柄物や襖絵などは選択しません。 しかしこの堂本印象の法然院襖絵を見てからは考え方が変わりました。 法然院で、氏の前衛的な襖絵に感銘を受けたからです。 それ以来、襖絵の空間には憧れを持っています。
『こころをあらわす 線・色・形』-法然院襖絵を特別公開-
日時:2012/6/3(日)~9/23(日)
場所:堂本印象美術館
※美術館の展覧会も良いのですが、法然院で実際に見た襖絵の印象が忘れられません。 毎年11月初旬の秋の特別公開に見ることが可能です。
高野の家2(改築) |
2012年6月7日
今回の現場でのコンクリート躯体の天井高さは、2m48cmしかありません。 ここから床下配管や天井配線を施工していくと、天井高さは2m30cmさえ取れなくなってしまいます。 現在の住宅の平均天井高さは2m40cm~2m50cmですから随分と低くなってしまいます。 と言ってもコンクリート躯体は変わりませんので、出来るだけ天井に圧迫感を感じないプランや仕上げを施す必要が生まれてきます。 マンション系の改装デザイン(意匠)は、構造と設備をどれだけ巧くコントロールするかが鍵となって来ます。
共用部の配管も新調 | 中央に来る雑配水管 |
自然 | 2012年6月6日
今日も京都は快晴で、金星の陰影がはっきりと見えました。一連の天体ショーで自然、そして宇宙の限りない美しさを感じることが出来ました。
自然 | 2012年5月21日
世紀の金環日食が見られました! 京都市は快晴で金環日食が存分に楽しめました。我が家は東向きなので2~3階から家族全員で観測出来ました。 ニュースでは気温が1度程度下がったと発表していました。太陽のパワーは凄い事が分かります。京都では282年振りの金環日食と言いますから、大変貴重な経験が出来てよかったです!
町家・民家 |
2012年5月7日
連休は京都府南丹市美山町へ行ってきました。京都市北区からは車で1時間30分位の近場なのですが、今回は宿泊して堪能して来ました。特に美山町北地区は日本の昔ながらの民家が残っていて、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
40年前には1,800棟近くあった茅葺き(かやぶき)民家も、現在は200棟にも満たなくなってしまいました。先祖が残してきた文化を肌で感じることが出来る、全国でも数少ない地域です。日本の気候風土、農業や産業に合わせて育ってきた様式に触れ、また体験することは、私たちの今後の生活に良いヒントを与えてくれます。
高野の家2(改築) | 2012年5月2日
お施主さんが若い夫婦の場合は、子供室をどのように考えるかという問題があります。夫婦の生き方によりますが、一般的には2~3人子供が生まれた場合を想定して計画をしています。
子供が小さい場合は1室で全てが事足りますが、中学生にもなりますと一人の大人と見なして空間を確保してやる必要があります。かといって当初から部屋を小分けにする計画は、あまりお勧めしていません。どういう家族構成になるか分からないからです。それとリビングやダイニングは、出来るだけ大きい方が気持ちもゆったり過ごせます。
10年後、15年後、20年後くらいまでの絵が描けていれば、家族が増えても焦ることなく生活を楽しむことが出来ます。
躯体の決まっているマンションでも、このように改装可能な事を図面で確認出来ると気持ちに余裕が生まれていくのです。